実は危険なスプレー缶の穴開け!正しい穴の開け方と廃棄方法の見直し

2015年8月17日、札幌市が、ごみとして収集する使用済みスプレー缶などについて、今後は穴開けされていない状態で回収することを表明しました。スプレー缶の正しい廃棄方法、自治体の動きについてまとめました。

地域によって異なるスプレー缶の廃棄方法

スプレー缶

スプレー缶の廃棄方法は自治体ごとに異なっています。

中身を使い切ってから捨てるのは共通していますが、「缶に穴を開けてから捨てる自治体」と、「缶に穴を開けないで捨てる自治体」とに分かれています。

私が住んでいる札幌市では現在、中身を使い切ってから穴を開け、燃えないゴミとして廃棄することになっています。

各政令都市の状況は、以下のようになっています。(※詳しくは、各自治体のホームページをご確認下さい。)

廃棄方法 都市名
穴を開けて廃棄 札幌市・仙台市・相模原市・静岡市・大阪市・神戸市・広島市・岡山市・名古屋市・福岡市・熊本市
穴を開けないで廃棄 新潟市・さいたま市・京都市・東京23区・千葉市・川崎市・横浜市・浜松市・堺市・北九州市

危険を伴うスプレー缶の穴開け

環境省では、スプレー缶に穴を開けずに回収することを各自治体に対して求めています。その理由は、スプレー缶の穴開け作業による事故が多発しているからです。

北海道内では2013年に63件、2014年に66件のスプレー缶穴開けによる事故が発生しています。2014年、2015年には死亡事故も発生しています。

スプレー缶の穴開けによる事故

スプレー缶の穴開け作業中に起きた、以下のような事故が報告されています。

ガスコンロやストーブの近くでスプレー缶の穴開け作業を行い、スプレー缶に残っていたガスに引火して火傷を負った。

穴開け作業を行ったらスプレー缶に残っていた内容物が飛び出し、目にかかって怪我を負った。

室内で穴開け作業中に、何らかの原因で引火し火災が発生、夫婦2人が死亡した。

スプレー缶に穴を開ける際には、内容物を使い切り、ガスを抜いてから、火気のない場所で行うことが大切です。

正しいスプレー缶の穴開け方法

スプレー缶の中身を完全に使い切る

スプレー缶を振っても音がしなくなり、噴射ボタンを押しても噴射音が聞こえなくなるまで中身を使い切ります。

ガス抜きキャップが付いている製品の場合は、屋外など風通しの良い場所で、ガス抜きキャップを使って完全にガスを抜きます。

ガスを完全に抜くことが大切

可燃性ガスを完全に抜き去っていれば、スプレー缶に穴を開けても開けなくても、引火することはありません。スプレー缶に穴を開ける場合には、この状態にしてから行いましょう。

スプレー缶の中身を使い切れない場合

大きなスプレー缶で中身をどうしても出し切れなかったり、缶が壊れてしまって中身が出てこない、などで困ってしまう場合もあると思います。そんな時は、缶に記載されているお客様相談室や、製造メーカーに電話すると対応してくれます。

また、消防署、各自治体のリサイクルセンターでスプレー缶・カセットボンベの引き取りを行っています。詳しくは、お住まいの地域の区役所等へお問い合わせ下さい。

スプレー缶に穴を開けるのが不安な場合

中身は使い切ったけれど、スプレー缶に穴を開けるのが怖いという方は、上記と同様に消防署、各自治体のリサイクルセンターでスプレー缶・カセットボンベの引き取りを行っています。詳しくは、お住まいの地域の区役所等へお問い合わせ下さい。

私の場合は・・面倒くさくて放置

スプレー缶写真

実は、とても面倒くさがりな私は、使い終わったスプレー缶に穴を開ける方法がよく判らず放置していました・・。

よくわからないし、そのうち捨てよう。と思っているうちに月日は流れ、存在すら忘れてしまいました。

新聞でスプレー缶に関する記事を目にして、やっと思い出したところです。

スプレー缶に穴を開ける便利な道具

実は私のことなんですが、「どうやってスプレー缶に穴を開けるんだろう?」と悩んでいた方、いませんか?

スプレー缶に穴を開けるのに、とても便利な道具が売っているんです!(私は最近やっと気付きました)

スプレーパンチ(缶用穴あけ器)

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スプレー缶のガス抜き器 ガスヌキマウス

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2WAYタイプ ガス抜きパンチ GP-2

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上記の商品は一例です。スプレー缶穴開け、ガス抜きに関する商品は沢山あるようです。Amazon(アマゾン)などの通信販売でも買えますが、ホームセンターなどでも売っています。

札幌市が2015年度に穴を開けずに回収することを表明

2015年8月17日、札幌市が、ごみとして収集する使用済みスプレー缶などについて、今後は穴開けされていない状態で回収することを表明しました。

私にとっては朗報です!やっと放置していたスプレー缶を捨てられる、と思いました。

環境省は各自治体に対し、穴を開けずにスプレー缶を回収することを求めています。また、スプレー缶を製造するメーカーに対しても安全性の対策、ガス抜き方法の簡便化を求めています。今後、スプレー缶に穴を開けずに回収する自治体は増えていくと思われます。

スプレー缶に穴を開ける手間が省け、穴を開ける時の危険も減ります。スプレー缶の廃棄方法が簡便になっていくことを期待しています。

追記:2017年夏より、札幌市が全自治体で穴を開けずに回収することを表明

※2016年9月13日追記※

札幌市が使用済みスプレー缶の回収について、2017年夏より市内全自治体で穴を開けずに回収することを表明しました。

使用済みスプレー缶は、燃えるゴミの収集日に、穴を開けずに透明の別袋に入れて出せることになるそうです。

燃えるゴミの収集日なので、廃棄できる日が週2回に増えます。便利になりますね!

各家庭にはチラシを配布するなどして、廃棄のルールを周知するそうです。今後は事故がなくなり、安全に簡単に廃棄できるようになると嬉しいですね。

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